幻惑の死と使途、夏のレプリカ読了

幻惑の死と使途 (講談社文庫)

幻惑の死と使途 (講談社文庫)

夏のレプリカ (講談社文庫)

夏のレプリカ (講談社文庫)


始めは幻惑の死と使途だけを読もうとおもっていたんですけど…。
特殊な構成しているんだもんなあ、この二冊(汗


ちょっと書くと。
幻惑の死と使途は1、3、5、7と奇数章だけが存在し、夏のレプリカは2,4,6、8…と偶数章だけがあります。
その理由はこの二つの事件がほぼ同一時間に起こっているからです。
片方の本をよんでいるともう片方の事件の話がでてきたりしています。
だから本当にこの物語を楽しむには交互によむのが正しかったんだろうなぁ、と思います。
でも私は一冊全部よんでから次の一冊を読んだので失敗したかなぁ、と。
しっかし、これ変わったこと狙ったなぁと思います。



幻惑の死と使途のほうは、題材が好きですね。
個人的に微妙に気に入ってしまったのは、萌絵が力学の面白さに目覚めるシーンでした。
たしかに特殊な条件だわ、ほんとに(汗
そして真相がとてもあきれるくらいストレートなのが読んでいてやられたな、と。
それと最後の名前の話が面白かったですね。
これは「笑わない数学者」で少し語った話題でもありますがそれでも好きですね。


夏のレプリカのほうはまた騙された、と思いました(汗
犯人が、あいつかーーーっと思ったので。こういうの結構最近よく騙されている感が(汗
そして最後の最後、おもいっきりだましてくれたなぁ、と(汗
あそこまで騙してくれると逆にすがすがしかったです。
あそこに仕掛けうちますか。
あと名前さかさまって…最初意味わからなかったけど、そういうことか(汗
二冊つかった醍醐味でしょうね、これは。