秘密

秘密 (文春文庫)

秘密 (文春文庫)

うん、と平介は頷いた。永遠の秘密を認める首肯でもあった。


ごちゃこんの原稿もなんとか書きあがり、久しぶりに本を読みました。
この本を読み出したのはいいのですが読み進めても読み進めてもほんっとに特筆する点は何もない、とおもったんです。
しかも途中まで読んで話としてまとまっていないなぁ、とも思いました。
なんでこれ非常に評価高いの?と本気で思いました。
しかし、最後の最後の最後にやってくれましたっ。
最後の展開を読んで…、すべてのピースが非常に綺麗にまとまっていったときは本当に快感でした。あ〜だからこういう展開だったのか、と思いましたし、最後のほうまでこの本の点数2,3点くらいかなぁ、とおもっていたのが一気に9点まで跳ね上がりましたから。
それほど、最後の展開が衝撃的でした。まさしく、やられました。
たしかにいろいろな話でこの展開はあったと思うんです。
あったと思うんですが…非常に使い方が見事でしたね。参りました。
点数としてはさっきもいったように9点。
ほんとに最後の展開は見事でした。