MemoriesOff6感想

メモリーズオフ 6 ~T-wave~(限定版)

メモリーズオフ 6 ~T-wave~(限定版)

問題:りりすルートラストでりりすと主人公がやったことはなんでしょう?
a.授業中にヒロインが、校庭にでっかく「大好き」と白線引き(正式名称知らない)でかき、それを見た主人公が、校庭に飛び出し授業中にヒロインとキスをした。
b.卒業式に主人公が壇上にあがり答辞をよんでいたヒロインとキス
c.野外プレイ
d.ヒロインとつきあうことにしたので、その記念として、結婚式の真似事を行った
正解↓
d.
ちなみにaは、メモオフ2ndで、主人公と白河ほたるが、bはメモオフ4thで主人公と藤原雅が、cは該当がかなりあって(マテ、2nd主人公と南つばめが、3rd主人公が過去にカナタと、4thFDで主人公と藤原雅がおこなっていますw
今回は…していないよね?w



…とまぁ、メモオフシリーズについて端的に説明したところで。Xaviさんくらいしか読んでいないかもしれないですが、評価を。
一日おいていろいろ考えたのですが、やはり今回全体的にシナリオのネタが非常に好きです。メインのしかけについては(他のシリーズのメインと比較して)今までで一番好きかも。


メインのしかけ↓(メモオフ6激バレ)
昔あるところに一人の男の子と女の子がいました。
女の子はある日、男の子の母親に、海に行きたい、といって男の子と、女の子、男の子の母親と海に行きました。
海に行ったとき、一人の女の子がおぼれていて、男の子の母親はその女の子を助けました。
しかし、それが原因でもともとからだの弱かった母親は死んでしまいました。男の子はそれがショックでその日の記憶があいまいになってしまいました。(ただ母親が海でおぼれたことは覚えている)
女の子は、自分が海に行きたいっていわなければ男の子の母親が死ぬことはなかった、と思い悩み、それ以降、男の子のことを好きになってはいけない、と思うようになりました。
そして8年後。男の子を好きだ、という女の子が現れ、幸せになってほしい、とおもい、自分はやっぱり男の子のことが好きだけど、その女の子の恋を応援することにしました。
しかし、このとき誰も知らなかったのです。
その女の子こそが、8年前、おぼれていた女の子だということを。



ただ、料理不足だった感がどうしても否めません。もうすこし面白いシナリオがかけたんじゃないかな、と思います。
あとキャラはクロエが大人気みたいですが、個人的にはりりすが一番好きですね。
メインヒロインが一番好きっていうのは私にしては非常に珍しいのですが、智紗ルートのりりすを考えると、けなげ過ぎて…(泣
今回雰囲気も非常によかったです。



ただ残念だったのを二つさらに追記。
・修羅場がなかった
#修羅場があるシリーズとして認識していたのになぁ…。いや、なくてもいいですが、ちょっと肩透かしをくらいました。
・ハル(犬)が出てこなかった
#シリーズごとに前作の主人公の名前がつけられる、という犬が出てこなかったのは…、ほんとにある種のお約束がなくなったようでイヤですね…。7では、ハルとシオと呼ばれるように期待w


総合80点。
1〜6まで評価順に並べると

2>4>6>5>1>3
以下、キャラ別感想。激バレ

・りりす&智紗
この二人は一緒に書かないとなぁ、ということで一緒に。
もうほんとに智紗ルート、りりすにとって悪夢としかいいようがない展開でした。
智紗ルートにおいて、智紗が途中で真相を知り、悩み、りりすが説得しに行くのですが…、これほんとに説得するとき精神的にかなりきつかったと思います。だって、智紗を説得する言葉一つ一つが自分にも当てはまるわけですからね。
ほんとにこのときの心情を考えると泣けてきて泣けてきて。
智紗と主人公が復縁したとき、もうわたしにはかかわらないで、みたいなこといっていますが、当然の反応かと。
それでも最後は3人一緒にいることを選ぶのですからやっぱり、りりすはすごいな、と思います。


りりすルート、最後あたりの展開が好きですね。
記憶喪失は狂言かなぁ、と途中疑いはしたのですが(智紗の反応から)一回も主人公のことを志雄、ではなく塚本君と呼び続けたのはすごいと思います>りりす
それでも、事故現場にあった押し花をみたとき動揺したってことは、やっぱり相当つらい過去だったんでしょうね、うん(汗
それにしても主人公、つきあいいいなぁ、と思ったり。
りりすは主人公に記憶喪失になったふりをしてだまして、主人公は彼女が嘘を吐いている、とわかっていながらもつきあったわけですからね、すごいと。
あと信のこのセリフをきいて、ああ、メモオフだ、と思いました。
「いや、このセリフをいうのも何度目かなって思ったんだが、あえて言わせてもらおう。止まない雨はない。降り続けたとしても、傘を差していけばいいことさ」
うん、やっぱりこれがないとw
あとりりすルートといえば、このやり取りが好き。
りりすが主人公に自分の方を向かせないように、主人公の男友達に恋人のふりをしてもらうよう、頼むシーン。



「恋人のふりをしてほしいのよ」
「ふり?」
「そう、ふり」
「……魚の?」
「ブリ」
「野菜の……」
「瓜?」
「つまり、俺と本当に付き合うのは」
「ごめん、無理」
テンポがいいよね。



・クロエ
いきなり、部屋に三日泊めてほしいっていって先輩が来る展開っていったいどうなのかとw
急展開にもほどがあると思います。
Xaviさんがおっしゃられているとおり、萌え担当シナリオですね。
ただこの程度では萌えなくなっているので、個人的にはイマイチとしかいえない印象。
シナリオに関しては特に語ることもなく。
それにしてもタオル一枚で部屋にたたずむのはちょっと無防備かとw


・黎音
稲穂信の姉。信と姉が喧嘩するシーンがグッドw
シナリオに関しても結構好きです。
昔年上の先生を好きになって、年齢差で恋人になることはできなくて。
そのことで傷をおって、小説家になって。
年齢差が障害とならない、という恋愛小説書いて。
でも7歳年下の主人公の気持ちを素直に受け入れることができないっていうのはいいですね。
小説で散々書いておいて、実際に年の差カップルを認めるわけはいけないって思う気持ちはなんかわかりますのでよかったです。
ただもうちょっと深く書いてくれorz
あ、あと途中言っていた、志雄と名前がよく似た知り合いって信のことじゃなくて、詩音のことですね。


・結乃
とりあえず、ノーマルエンド後の話が見たいw
それにしてもすごい親友もっているなぁw>結乃


シチュエーションがかなり好き。
一緒なラジオ番組を聴いていることがきっかけに二人の関係が深まっていくっていうのがいいですね。なかなかロマンチックです。
そして彼女が書いた劇の台本の内容が自分が昔体験したことっていうのもいいですね。自分の中で決着がついていないからラストまでかけないっていうシチュもいいです。
彼女は最後、気持ちが伝わってよかったです。
そして告白シーン。うん、面白かったw