俺の妹がこんなに可愛いわけがない4巻感想
- 作者: 伏見つかさ,かんざきひろ
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2009/08/10
- メディア: 文庫
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最後の人生相談は、いまもまだ続いている。
これからもずっと、続いていくのだ。
読了しました。
今までで一番面白く、意外な展開になったと思います。
そして今回、アンケートはがきにより、次巻の展開になる、という思い切った企画をやっています。
個人的には作者の自由にやってほしいんだけどなぁ、と思ったのですが、
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50869868.html
本人がのり気なのか。面白い企画といえば面白い企画なのですが、どうなるのかチョイ不安だったり。
しかしアンケート結果で麻奈美中心の話がよみたいってきたらどうなるんだろう(苦笑*1
そして後編のインタビューをみて
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50873040.html
編集・三木:そうですね。前編では伏見さんに発言を止められましたが(笑)、「嫌い」って言うのは本当です。京介も本当に桐乃のことが嫌いだと思います。でも「好きの反対は無関心」というように、「嫌い」にはいろんな感情がこもっていると思うんです。なので、たとえばですが、京介としては桐乃がいなくなった時、嫌いだとしても絶対寂しいはずなんですよ。
ああ、こういうの書きたいんだなぁ、と今更ながらに気づいたり。
いや、だって、嫌いに見せかけて実は好きってパターンが王道で、それに続くと思っていましたから。
そしていまでもその展開をあきらめていないw*2
点数は4章がかなり好きなので10点。
それにしてもこのシリーズは登場人物の出具合がバランス取れていていい感じですね。
今回は1章がキリノの表の友達の話、2章が麻奈美の話、3章がキリノの裏の友達の話、4章がキリノと主人公の話って言った感じで非常にバランスがとれていました。
以下ネタばれ感想
1章
12、13ページの独白がすごくいいいですね、非常によく京介の心情を表していたと思います。
それにしても黒ネコの「兄さん」呼称はまだ続いていたのですね。
いや、しかしこれはいい。
そして加奈子がほんといい味をだしていたってか、桐乃の表の友達にはろくなのがいないって再認識したっていうかw
2章
妹が麻奈美嫌いってのは今まででわかっていましたが、それにしてもここまで嫌いとはおもっていなかったw
これほんとに死ぬほど嫌いですよね。
京介はいろいろとご愁傷様でした(苦笑、そしてなんでも受け入れる幼馴染に拍手をw
麻奈美は「きょーちゃんもお年頃なんだねぇ」って思ったんだろうなぁ(苦笑
それにしても緊急回避ボタンってふつーのエロゲにあるものなの?
3章
2章の展開は黒ネコと妹の合作だったのかw
黒ネコVS麻奈美の対決は次巻に期待したいところ。
途中の黒ネコの漫画は黒ネコからみた桐乃と主人公に間違いないでしょうね。まさか本気で、パンツをかいだりしているとはおもっていないでしょうが。
4章
ループもののゲームをつかったのがほんとに見事ですね。
あとから真相とか、選択肢の選択間違いを知ってやりなおすというのがループもののゲームの醍醐味ですが、現実はそうはいかないわけで。
この時点の京介は、桐野がどっかにいってしまう、ということを知れないから、こういう行動をとったことをやり直すことはできない、そもそも時の流れはそれを許さない、
というのをゲームを使ってうまくやってくれたと思います。
桐乃の笑顔はこのまま憎んだような関係を了承したってことでいいと思っています。
おそらくアルバムをみれば、陸上をやった理由を告白したのでしょうが、それをやると関係が少なくとも何らかの変化をするのでしょうね。それをしなくても満足した、というかそんな感じなんでしょう。
そして、過去起こった悔しいことっていうのは、主人公が自分を置いて麻奈美と一緒に遊びに行ったことかな。
桐乃は走って追いかけたけど、間に合わなかったとか。