天に高く地に深く雑感

最果てのイマをやる前にやったゲーム。
友達から設定とか最果てのイマに似ているんじゃない?といわれやったゲーム。

ストーリーとしてはこんな感じ。

『意味を失くしたものは 一体何処へ向かえばよいのだろう?』
西暦2019年、秋、東京。
震災による首都の移転に伴い、都市は自身の増殖を止めている。
退くことも進むこともせず、ただ無気力に横たわる街並。
10年近く前に廃棄された巨大高層ビルもまた、
今ではそんな風景のひとつに過ぎなかった。

高さ150メートル有余の無人建造物。
その特異な存在感に誘われるようにして、8人の男女は出会った。


天と、地と、その狭間で、彼らは互いを見つめ、自らを見つめる。
そしていつしか、ここでの時間は日常へと変わっていった。

…けれど、彼ら(彼女ら)は知らないでいた。
ビルの取り壊し、その日取りが、刻々と近づいてきている、そのことを…。



やってみた感想としては、作品に流れる虚無感がいい感じでした。
ビルに集まった全員がなんらかの虚無を抱えています。
決して特別ではない、ありがちなものです。結構親近感を覚えやすいのではないかと思います。

そして、物語のテーマとしては、他者との距離感。および自分の存在意義。このことについてどこまでもまっすぐに書かれたゲームだと思います。
自分のつたない表現ではこうとしかかけないのがつらいですがなかなかの良作かと。
点数でいうと85点。


値段は1300円。(委託で)
コンプまでにかかった時間は6時間くらい(よく覚えていないけど)
もし機会があればやって欲しい作品かな、と思います。
http://nuko.web.infoseek.co.jp/tekutiku.html