笑わない数学者感想
笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/07/15
- メディア: 文庫
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ああ、トリックは多分こういうことなんだろうなぁ、と思いながら読み進め、珍しく正解しました。
ですが…。最後まで読んだときになんか違和感が残ったんです。
どうも何か引っかかったんです。
で、珍しく*1googleで他の方の感想を調べてみたらこのようなサイトを発見。
http://web.sfc.keio.ac.jp/~ynaito/pukiwiki/pukiwiki.php?Novel%2F%BE%D0%A4%EF%A4%CA%A4%A4%BF%F4%B3%D8%BC%D4
http://www31.ocn.ne.jp/~mfutaba/warawanai.htm
…ああ、なるほどなぁ、と感嘆しました。そしてこれを読んで自分はまだまだだなぁと思ったわけです(汗
なんつーことをやってのけるんだ、森博嗣さんはっ。
このお二方の感想でもあげられている北村薫さんの書評も読んだほうがよさそうだな、ほんとに。
それはさておき(おいておける内容でもないが)
上でもあげましたが、ほんとに今回は私好みだったなぁ、と思いました。
すべてがFになるを読んだときも思いましたが、この人の書く学者はほんとに魅力的なキャラです。
「不定だ」という博士がいい感じでした。
ところどころに数学的遊びがあるのもいいですね。まぁ…
「五つのビリヤードの玉を、真珠のネックレスのように、リングにつなげてみるとしよう。玉には、それぞれナンバが書かれている。さて、この五つの玉のうち、幾つ取ってもいいが、隣どうし連続したものしか取れないとしよう。一つでも、二つでも、五つ全部でもいい。しかし、離れているものは取れない。この条件で取った玉のナンバを足し合わせて、1から21までのすべての数ができるようにしたい。さあ、どのナンバの玉を、どのように並べて、ネックレスを作ればいいかな?」
この問題が解けませんでしたがorz。
ちなみに回答はこちら。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~t-konno/impressions/Mori_03.htm
http://tokyo.cool.ne.jp/meikyu/art96/gdu9610a.html
そしてもちろん、犀川&萌絵のペアも最高でした。この二人もほんとにいい味をだしてくれています。
これから先のこの二人の関係も気になるところです。
第9章の2のやりとりはほんとに面白かった。
犀川先生かわいそうに(苦笑