想い出にかわる君
…ま、そんなわけで(どんなわけだ、まてつやさんにはシリーズ3作目である、想い出にかわる君を進めておきます。
SuperLite 2000シリーズ アドベンチャー 想い出にかわる君 ~Memories Off~
- 出版社/メーカー: サクセス
- 発売日: 2004/06/03
- メディア: Video Game
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いいところが1個あったら悪いところが10個あるようなゲームです(w
シナリオライターの処女作らしく(汗、しかもそのライターがすべてのシナリオを書くという暴挙を平気でしたゲームだからなぁ(汗
まぁそんなわけで欠点はあげていけばきりがありません。
例:
・ED近くが中途半端なキャラが約3名
・片倉ふみき先生ネタが強引
・主人公が鳴海孝之級にヘタレ。
・サブキャラがうざい。ていうかギャグが寒い。
ですが、いいところがほんとにいいんですよね。なんていうか文章とかに非常にセンスがありますし。
以下の文章は、喫茶店の店長とヒロインの一人音緒、との、音緒がどうして店長は雑誌とかがこの店の取材にきても(この店を知ってもらえるチャンスなのに)断ってばかりいるのか、ときいたあとのやり取りです。
店長「ん?…あぁ…誰も彼も、みんなに知ってもらいたいとか、思わないんだよね。」
音緒「え?どうして?」
店長「だって…そうだから。」
音緒「だから、どうして?」
店長「ああ…音緒ちゃん。君って、感情に理由とか付けた方が好み? 」
音緒「…?言ってる意味、よく分かんないです…。 」
店長「んー…、いろいろな知ってもらったところで、この店のスペースは広くなる訳でもないんだし、意味無い。これなら君の理屈に通るかな音緒ちゃん?」
こういうシーンとかみるとセンスがあるなぁ、とおもうんですが。
それにこのゲームは何かを伝えよう、としているのが伝わってくるんですよね。
あと空気が非常に独特です。そういうわけで一風かわったゲームがやりたいなぁ、とおもう人はやってみるといいかもです。
ちなみにこの作品のシナリオライターの続編はいまだ出ず。なんかかいたら絶対かうんだけど。
もう5年音沙汰ないですから引退しているんでしょうね…。