天使のいない12月感想

「それは真実でなく、永遠でもない。ただそこにある想い」



コンプしました。2003年にこのゲームやっておきたかったなぁ…。というくらいにはいえるゲームでした。
感想としてまずいいたいのは。
「妹最高!」
いや、久しぶりの大ヒットでした。
普通の妹だとおもっていたんですが、ほんとにこいつはやられました。



内容としては、思春期にかかえがちな悩みを頽廃的にやや鬱気味にやったかなぁ、という印象。
人を愛するとはなんなのか、ということを『ある意味』(<非常に重要なキーワード)まっすぐに肉体関係を交えて描いてくれた作品だと思います。
純愛だけど純愛に(はたからは)見えない、そんな物語です。
世間では鬱ゲーと評判なのはわかりますが、個人的にはそんなに鬱ゲーとは思いませんでしたね。
ちなみにケータイ小説として発売されたら売れるかな、と思ったり(マテ。基本的にセックスの話だし。
点数は88点。


かなりお気に入りです。以下ネタバレ感想。
・栗原透子
肉体をつかってまで、人と係わり合いを持ちたかった少女。そうでもしないと関係をもてなかったのは辛いですね。
カラダだけの関係に満足できなくなるのは、当然の流れですしね…。
それでも最後、肉体だけの関係で収まらない位置にいけたのは希望を持ているのではないでしょうか。



・葉月真帆
悩みとしては愛とセックスの間の悩みという実にオードソックスなものなのですが、愛とセックスの間で悩んだからこそ、主人公と関係をもってしまうっていうのはもうなんていうか、なんていうか、です(激汗
それにしても功はがっつきすぎだろう、とは思います(汗
このEDの最後ではまだ二人は付き合っていないですが(ってか全員つきあってはいないか)、まぁこの二人が上手くいこうが、上手くいかなかろうが個人的にはどっちでもいいかな、と思っていたりw



・麻生明日菜
この人の持論は同意なんですよ(マテ
永遠の愛を手に入れるにはそれこそ狂気にたよるしかないんですよね。
だから主人公を虜にしようと思ったのは、(永遠の愛を手に入れるという目的の上において)正解でしょう。
でも明日菜の思い通りにいったとしても明日菜はきっと虚無感にとらわれると思います。明日菜はそんなに強くないですから。
真相が主人公にわかったからこそこの二人は希望を持てるかなぁ、と思います。
ちなみに攻略対象キャラの中で一番苦難の道を一緒に歩むことになるだろうなぁ、と予想します。



須磨寺雪緒
自分が愛されたら、失うのが怖くなってしまう、それが元でニヒリズムに陥った少女。
ありがちな設定ですがこういう少女は実に好みですw
実にはかなげな雰囲気をかもし出さしてくれました。
最後は主人公と心中しようとして失敗し、二人の病院でのシーンは本当にきれいでした。
まぁこのシナリオはなんと言っても妹ですがw百合とはやられたw


・榊しのぶ
栗原透子の親友。
主人公に透子が犯されているのを覗き見しながら自慰していたのを主人公がみつけ、そんな自分を傷つけるために主人公と関係をもちそこからずるずる落ちていくわけですがw
まぁ興奮する心理はわからんでもないですが(マテ、そこから落ちるスピードこいつははやかったなぁ(遠い目